Windowsで、「desktop.ini」がデスクトップ上に表示される場合と起動時に勝手に開かれる場合の対処方法を紹介します。私もこの不具合に遭遇して解決方法を調べたのですが、よく紹介されている方法では解決せず困っていため、忘備録として残しておきます。
desktop.iniとは?
デスクトップ画面の構成情報を保存しているシステムファイルです。desktop.iniにはデスクトップアイコンやフォルダ名・表示情報が記述されています。
desktop.iniはシステムファイルなので基本的には非表示設定されています。
しかし、フォルダーオプションの設定が変更されてシステムファイルが表示されるようになった場合に、このdesktop.iniファイルもデスクトップ画面に表示されたり、起動時に勝手に開かれたりするようになります。
desktop.iniは削除しても大丈夫?
一応削除すれば不具合は解決するのですが、削除してしまうとデスクトップの構成情報が参照できなくなり、表示が崩れたり、英語表記になったりするので、注意しましょう。
そこで、システムファイルの表示設定を初期状態に戻すことで、「desktop.ini」ファイルを非表示にする方法をおすすめします。
desktop.iniの非表示方法
- 「エクスプローラー」を起動
- フォルーダオプションの「表示」タブを選択
- 詳細設定の「隠しファイル、隠しフォルダー、または隠しドライブを表示しない」と「保護されたオペレーティング システムファイルを表示しない(推奨)」
のチェックを入れ、「OK」をクリック
以上の方法が、本記事の不具合の解消方法としてよく他のサイトでも紹介されていました。
私の場合はこの方法では非表示にならず、以下の方法で解決しました。
PowerShellを開き、以下のコマンドを打ち込んでください。
attrib +s +h +r /s desktop.ini
現在のディレクトリとそのすべてのサブディレクトリ内にある(/s)、desktop.iniにシステムファイル属性(s)、隠しファイル属性(h)、読み取り専用ファイル属性(r)をattribコマンドで設定する(+)という仕掛けです。
参考文献
・Aprico. desktop.iniとは?削除しても大丈夫?非表示方法を紹介!. <https://aprico-media.com/posts/3875> (参照日2022年9月3日).
・microsoft. Docs/Windows Server/Windows のコマンド/関連項目/attrib. <https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/attrib> (参照日2022年9月3日).
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